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画・松本 令子 
 
 戸高  優美

 かれこれ25年前、尊敬する先輩が福島南会津豪雪地帯に嫁ぐと聞き、雪の山里を訪問。東京と地域の子ども交流事業に参加しました。
 一面の雪世界が広がる開墾小屋に、全装備をスノーモービルで荷揚げし、沢筋に雪を掘って水場を作り、ダルマストーブで煮炊きをして生活しました。お天気に合わせて山にそりで上がったり、森を歩いたり、自然との交歓を分かち合う遊びをしました。厳しい冬に負けないで、雪の暮らしを心から楽しんでほしいという願いがありました。
 2011年の大震災で、南会津は大きな被害は免れました。自然と共に暮らしている会津の仲間たちは、福島の子どもが自然から切り離されていくことがやりきれず、安心できる環境で思いっきり遊んでほしいと、保養キャンプを開きました。参加した子どもは、ゆったり流れる時のなかで、存分に遊んでいきました。
 日々の新聞351号の脳科学者の中野信子さんの「美しさについて」に「私たちの脳は美しさと正しさを混同してしまう性質があり、美しいとされているものを見た時、なにか胡散臭い感じを持つ時があります。その胡散臭い感じを大切してほしい」とあります。
 この胡散臭い感じをどう養っていくのかに着目した時、自然の営みに感じた安らぎや心地よさが、ひとつの拠り所になると思いました。
 なにかに演出された美ではなく、自然の本質的な美しさを感じとる感性を磨こう。深々と降る雪が空から舞い降りてくる美しさ、氷点下の寒さが明けて、春の訪れを感じる陽射しと緑の匂い。いのちが感じる喜びを軸に生きていこう。会津の人から教わった大切な心です。

 (野外学校FOS事務局)


 ようやく春めいてきました。3月はどうしても震災を思い出します。12日からは震災歴でいうところの、8年目を生きていくことになります。この季節は、爛漫と咲き誇る夜ノ森の桜並木が目に浮かびます。そして、いわきは小川の諏訪神社や田人の石割り桜です。
 今回の特集は、47年にわたって、原発反対運動を続けてきた石丸小四郎さんでした。現在は富岡町を離れて、いわきの平で暮らしています。「住み心地はいかがですか」と尋ねると、「緑がないとね」という答えが返ってきました。生まれは秋田県の大曲で、結婚を機に富岡に移り住んだわけですから、いまの生活はなんとなくしっくり来ないのかもしれません。震災の取材は、1つにくくれません。それぞれです。ゆっくり時間をかけて丁寧に確認しながら、聞いています。

(編集人 安竜昌弘)


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