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画・松本 令子 
 
 小池 英子

 この夏、フランスの高校生が福島の高校生と交流した。日本に来る前、両親は放射能を心配し、来日に反対していたそうだ。福島での農業体験や果 物収穫を通じ、親切な人たちと出会えたことが嬉しかったという。
 東京にも多くの観光客が押し寄せている。政府の「安全宣言」の効果 だろうか。あったことを無かったことにし、忘れたふりをするのは、この国の常套手段だ。
 2011年5月、いわきに炊き出しに行った時、みろく沢炭鉱資料館を訪ねた。手作りの資料館では、渡邊爲雄館長の体験と記憶に基づくさまざまな資料が展示されている。そして、聞いた言葉。「今年も裏山には、竹の子が育っています。だけどシーベルトが高くて食べられないから、折るだけ折って、それで申し訳ないから、竹の子の精にお線香をあげています」
 炊き出しのカレーを作ってくれたバングラデシュ人のマクブールさんは、泊り込みを終えて東京に戻ったが、病気もあって職を失い、日本滞在延長を許可されずに帰国。数年間の家族との生活ののち、天国に旅立った。ニッポンがんばろう!ニュークリア・デンジャラス! 笑顔で配膳しながら、大声で呼びかけた言葉が忘れられない。
 私たちが眺望の保存を訴えた日暮里富士見坂から富士山が見えなくなった日は、奇しくも、富士山が世界遺産登録されたのと同じ日だった。歴史のいたずらか、皮肉きわまりない。都心部で地べたから富士の山体が見える富士見坂は、この日、皆無となったのだ。
 しかし、眺望を塞いだビルも何十年か後には取り壊されるだろう。その時に、隠されていた富士山が再びその姿をみせてくれるよう、「眺望の予約」を謳い、今も取組みを進めている。
 福島や被災地の「ふるさとの予約」を記憶し、記録することから始めて行きましょう!

(日暮里富士見坂を守る会)




 原発に対して厳しい立場で臨んでいる新潟県の泉田裕彦知事が4選出馬を撤回しました。元福島県知事の佐藤栄佐久さんのときのように「国からの圧力」が頭をよぎったのですが、理由は「訂正をを求めても受け入れてくれない新潟日報の報道に抗議をして」だと言います。なぜこれほどまでに、新潟日報の報道にとらわれるのか、腑に落ちません。
 泉田さんは経済産業省出身。岐阜県庁への出向などを経て新潟県の知事になりました。内堀福島県知事もそうですが知事は官僚出身者がほとんどです。そうしたなかでは珍しく、国や東電と対峙する知事でした。それだけに、「裏に何かあるのでは」と勘ぐってしまいます。
 鹿児島県の三反園知事が九州電力に対して川内原発の停止を申し入れましたが、あっさり断られました。福島の事故で何が起こったのか、その現実がどんどん遠ざかっていってしまいます。

(編集人 安竜昌弘)



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