GIFアニメ 日々の新聞
CONTENTS オンブズマン
 
日々の新聞
風の通る家
いわきクロニクル
オンブズマン
編集後記
招待席

田人お伽草紙
草野天平の頁
HIBINO IN IWAKI
時のゆくえ
仲間たちの野辺送り
蔡國強といわきの物語
DUO
オリジナルショップ
定期購読
リンク集
紙面を読んで 第317号
FROM OMBUDSMEN
 
●第332号
●第333号
●第334号
●第335号
●第336号
●第337号
●第338号
●第339号
●第340号
●第341号
 
   

画・松本 令子 
 
 木田 修作

 テレビ局にいたころ、記者の大先輩が教えてくれたことのひとつに「記者は1人」という言葉がある。スクープや良い記事というのは、自分にしか書けない記事のことを言うのであって、そういう記事を書くのが「記者」だ。自分にしか書けないものに、責任を負えるのは自分しかいない。だから「記者」であればあるほど、必ず1人になるものだし、その度に自分と向き合う。そんな話だった。
 当たり前に聞こえそうな話だが、当時、私は政治部の1年生で、ただただ首相動静を追いかける日々を送っていた。自分はちっとも「記者」じゃなかったと思い知らされ、頭を金槌で打たれたような気持ちになった。そして、今もこの言葉を大切にしている。
 前号はジャーナリズムを扱う記事が多かった。特に映画「スポットライト 世紀のスクープ」の記事は、改めて大先輩の教えを思い起こさせるものだった。「1人の記者としてどう思うのか」という問いがない限り、このスクープは生まれなかったと思う。
 権力は強くて大きい。混乱を望む人間もいない。そんな中で「町をめちゃくちゃにする気か」という権力からの「圧力」は、最近この国でも聞いた言い回しだ。追及する方はいつも小さくて弱いのである。小ささと弱さを忘れたメディアは報道機関ではない。大きな声をさらに大きく伝えて、何の意味があろう。1人の人間として聞き取った小さな声を小さくとも伝える、そんな記者でありたいな、と思う記事だった。
 ここまで書いて、自分の作った冊子のゲラを眺めてみた。スクープはないけれど、本当に自分にしか書けない記事なのか、声をきちんと伝えられているか、もう1度確認作業をしようと思う。

(小冊子『とまり木』記者)




 特集は「有森裕子さんのはなし」でした。「不撓不屈」の生きざまが伝わってきて、熱い思いに何回も心を揺さぶられました。汗だくで走っていた五輪での姿が浮かんできます。
 このところ頭にあるのは「人間としてのモラル」という言葉です。パナマ文書、桝添さんの公費の使い方…。自分、自分ばかり。ため息しか出ません。

(編集人 安竜昌弘)



日々の新聞風の通 る家いわきクロニクルオンブズマン情報
編集後記田人お伽草紙草野天平の頁日比野克彦のページ
フラガールオリジナルショップ定期購読リンク集

 
  画面上へ