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画・松本 令子 
 
 高田 昌幸

 「磐城」の名を最初に知ったのは45年も前だ。高知の夏。草野球の後、小6の同級生宅でテレビに見入った。当時は珍しかったカラーテレビが映すのは緑の芝。夏の高校野球の決勝戦、ブルーのアンダーシャツに「IWAKI」の文字が鮮烈だった。
 いきなり1971年の甲子園を持ち出したのは、本紙1月1日号1面 でいわきの歴史を改めて知ったからだ。「国策」にしがみつき、中央のカネにすがり、やがて衰退。その歩みは当然、全国の地方都市に通 じる。磐城高と同じく、甲子園決勝戦への進出高校を見ても一目瞭然だ。
 炭鉱都市だった福岡県大牟田市の三池工業、韓国との窓口で海運基地だった山口県の下関商業…。早々に敗退したが、福島県の双葉高や福井県の美方高は、原発が輝きと映った1970年代にまさに原発の街から来た。そうした地方の公立高校はもうほとんど甲子園に来ない。あの緑の芝は今や「カネ」が集中する大都市圏を中心に、「カネ」を持つ一部私学のものになってきた。
 あの時代からのおよそ半世紀は「実物経済」が「カネ経済」に切り替わる過程でもあった。「カネ経済」は何もかもを大都市圏に吸い上げる。時間の速度も違う。株価の急騰や暴落は秒単位 だ。半世紀前の1年間は今、1時間、いや、十分間もしれない。
 結果、何が残ったか。まずは「忘却」である。忘れ方の速度は尋常ではない。五年前の原発事故でさえ、なかったかのようだ。「中心=東京」発の情報も増えた。全国的な課題であるはずのニュースであっても、現場が地方だというだけで一地域に押し込めるような発信が覆う。「日々の新聞」は忘却に抗い、地方にこだわる一灯であり続けると信じる。同時に、一灯にしてはいけないとも感じる。

(高知新聞記者)




 新しい年、いかがお過ごしですか。できるだけ体を動かそうと思って休みに入ったのですが、年末に腰をひねって痛め、寝正月になってしまいました。情けないスタートです。でも国際情勢や国内政治が心配です。頭を動かし、心してかからなければ、と思っています。 

(編集人 安竜昌弘)



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