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CONTENTS 風の通る家
日々の新聞
風の通る家
いわきクロニクル
オンブズマン
編集後記
招待席

田人お伽草紙
草野天平の頁
HIBINO IN IWAKI
時のゆくえ
仲間たちの野辺送り
蔡國強といわきの物語
DUO
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定期購読
リンク集
風の通る家
第151話 ティーセット
第152話 アップルパイ忌
第153話 かもめの玉 子
第154話 路地での出会い
第155話 彦根東高校新聞
第156話 Windows10
第157話 ホワイトセージ
第158話 縁は異なるもの
第159話 手摺りがついた
第160話 奇妙な鳴き声
第161話 放射線量 の測定
第162話 フレデリック
第163話 心機一転
第164話 ことばカレンダー
第165話 ペパーミントの香り
第166話 スタバのプリン
第167話 東北を想ふ2017
第168話 15年という時間
第169話 除染対策課からの通 知
第170話 緑のベランダ
第171話 庭掃除


縁は異なもの


 台風9号が通り過ぎた8月23日の夕方、三和町から国道49号を下って北好間郵便局辺りで、リュックを背負い、のぼり旗を手にキャリーバッグを引きずって歩いている青年を見かけた。のぼり旗には「日本を歩く」と赤字で記されている。すぐ車をUターンして食堂「好間家」の前で声をかけた。
 青年は金子大樹さん(28)。カナダに語学留学した時、いろいろな人に世話になったのをきっかけに、世界中のコミュニケーションづくりを思い立ち、まずは自国の日本を知らなければと、徒歩での日本一周を実行している。
 原則、交通機関は使わず、自分の足で歩く。衣食住にお金は使わない。使っているスマートフォンの充電には太陽光発電を利用する――など、約束ごとを決めて、7月24日にJR千葉駅を出発した。
 1日、およそ20kmのゆっくりペース。九十九里浜から銚子、佐原を通 り、利根川を渡って、鹿島、大洗、水戸、ひたちなか、日立、高萩と歩き、いわきには8月18日に入った。海岸線を北上する予定だったが、福島第一原発周辺の道は歩いて通 れないため、四倉町から平に戻り、郡山、福島を経由して相馬に向かうことにした。
 食事は当初、草などを食べていたが、のぼり旗などを見てさまざまな人が差し入れをしてくれる。夜は野宿もするが、自分で戸をたたいて泊まらせてももらう。時には車に乗せてもらったり、知り合った人にバス代を払ってもらったりすることもある。
 のぼり旗に大きく書かれた「おカネは5円」。相談がある人、だれかに手紙を渡したい人には、ご縁をかけて5円の料金で応じている。これまでに相談は3件ほど、手紙の配達は1通 頼まれた。
 のぼり旗を持って歩くのは、午前9時から午後6時ごろまで。ほぼ毎日、スマートフォンを使ってブログを書いている。ブログのタイトルは「おカネは5円」。解約したスマートフォンなので、コンビニなどWi-Fiが使える場所でないと使えない。電話はLINEを利用している。
 相馬から北へ向かって歩いて青森まで行き、北海道に辿り着いたら青森に戻って、今度は日本海側を南下して沖縄まで、そして1年後には東京でゴールするつもりという。23日は夕方から雨が降り出したこともあり、平まで戻って日々の新聞の編集室に一泊して、翌日、天平・梅乃ルームでの読書会に参加したあと、再び郡山を目指して出発した。





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編集後記田人お伽草紙草野天平の頁日比野克彦のページ
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