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 5回目のいわき市新病院建設に係る基本構想づくり懇談会が2月14日、市生涯学習プラザで開かれた。昨年末に渡辺市長に中間報告書を提出し、病院の規模や財源、場所など具体的な話し合いが始まり、まず病院の規模について検討した。将来の患者数の予測、それに平均在院日数の短縮化や病床利用率を考慮し、事務局の市は660床程度という数字を提示した。



 市によると、病床数の試算は二つの考え方に基づくという。一つは、一定水準が続く医療需要に十分対応できる施設規模の確保。もう一つは、将来の変化に対応できる自由度の高い構造に配慮する。そのなかで、入院患者がピークとなることが予想される平成32年の患者数(1日に611人)を基本に、平均在院日数の短縮化の推移と病床利用率の目標値を考慮して試算した。
 現在、755床(実際に運用しているのは722床)の許可を得ている一般 病床は1日あたりの患者数を600人、平均在院日数を14.1日、利用率を90%と想定して、634床と試算。感染病床はいまのまま6床、結核病床は26床減らして、現在運用している20床、常磐病院から移ってきた精神病床(許可病床数は21床)は方向性が決まった段階で決める。
 それらの病床数を合わせると660床で、それに精神病床数が加わる。現在の許可病床数は精神科を除いて807床で、147床減らすことになる。ほかの病院の建設事例を参考に1床あたり80平方メートルとして試算すると、床面 積は52800平方メートルになるという。
 しかし、このところの深刻な医師不足で共立病院は神経内科、呼吸器外科、皮膚科、腎臓膠原病科の四診療科の常勤医師がおらず、また常勤医師がいても診療制限をしている科もある。それに本来なら地元で治療を受けたいのに、市外の病院に行っている人もいる。
 委員たちからも「常勤医師がいない診療科があるなかで、現状の数字で病床数を試算して大丈夫か」「市外で治療を受けている患者がいる。共立病院の機能が充実した場合、それはどうなるのか」という質問があったが、共立病院の樋渡信夫院長は「常勤医師のいない4診療科は2、30のベッドがあれば足りるので問題ない」と答えた。
 さらに「療養型病床数は考えないのか。複数の慢性の病気を持つ人はどこで診られるのか」の委員の問いに、樋渡院長は「療養型は一切考えていない。三次救急の場合、基本的に持つ必要はない。現在も44床ある回復期リハビリ病棟は必要であると考えている」と説明した。ほかにも「看取りはどこでするのか」という質問や、「ICUやNICUなどは増やすべき」という指摘もあったが、「とりあえず、医師を増やすことが先決」という話になった。
 また「いわきにあるべき病床数はどうあるべきか、話がはやすぎるのではないか」「病院は何年かあとにできるのだから、平均ではなくフレキシブルに考えられるように」という意見もあったが、会長で日本大学商学部教授の高橋淑郎さんは「ある程度、数値を出さなければならない」と答えた。
 病院の病床数は自由に増減できない。第五次福島県医療計画によると、いわきの医療圏は国の基準病床数(3357床)より517床多く、どこかの病院で病床数を増やしたくても現況では増床できない。
 共立病院の場合、現在の許可病床数は828床で、建て替えなので人員や構造基準など要件を満たせば828床までは認められる。仮に一度、市が提示した660床程度にすると、建て替え後に入院ベッドが足りなくて増床が必要になっても、いまの状況では増床することはできない。
 昨年春に、財団法人ときわ会に移譲した市立常磐病院の場合、305床あった病床は共立病院に移った精神科は70床を21床に減らしたが、残りの235床はそのまま、ときわ会常磐病院が引き継いでいる。
  懇談会では駐車場にもふれ、試算では外来受診者が、平成32年の1日の外来者数見込み数960人を基本に、自家用車利用率を9割、ピーク時の院内滞留率を6割に想定して算出すると518台になる。
 それに患者家族が50台、余裕分の29台を合わせて597台、さらに管理用の20台を加えて適正台数を617台とし、それ以上の確保を目指すという。現在の駐車場台数は569台で、48台増える計算になる。
 必要があれば追加の懇談会も開けるが、いまのところその予定はなく、次の懇談会は4月で財源をテーマに、5、6月は立地を検討し、7月に提言書の協議をして11月には渡辺市長に提言書を提出する。







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