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 この春、市立常磐病院が民間に譲渡され、いわき市の市立病院は共立病院だけになった。将来の市立病院像を描きながら新病院建設にむけた検討をする「いわき市新病院建設に係る基本構想づくり懇談会」の1回目が6月20日、ラトブ六階のいわき産業創造館で開かれた。今後、7回ほど懇談会を開き、来年秋には提言書をまとめ、市は再来年3月までに基本構想を策定するという。



 共立病院は昭和25年に開院し、主な施設は40年代以降に診療機能の拡大に伴い、増改築を繰り返してきた。平成8年度から9年度にかけて行われた耐震診断で「一部の建築物について疑問あり」と診断され、昨年3月に策定した、いわき市の市立病院改革プランのなかで、長期目標に「新病院の建設」を掲げている。
 市は今年4月に市立常磐病院を民間に譲渡し、行政経営部内に病院建設準備室を設置して、共立病院の建て替えに向け、市立病院の役割や機能、施設整備の方針など建設の基礎になる基本構想を策定することにした。懇談会は基本構想に市民や医療関係者などの意見を反映させるために設けられた。
 懇談会はおよそ隔月で8回開かれ、共立病院の役割や機能、規模、場所、財源確保について検討し、来年10月には提言書をまとめ、市長に提出する。市はそれを受けて、再来年3月までに基本構想を策定する。その後、基本計画作りに進むが、具体的な診療科目や病床数などの詳細、建設地などはその基本計画で明らかにするという。
  懇談会の委員は14人。1回目は12人が出席し、そのなかから会長に日本大学商学部教授の高橋淑郎さん、副会長に市医師会長の木田光一さんが選ばれた。会議は一般 に公開して行われたが、傍聴した市民は3人、それに市議が2人だった。
 会議では基本構想策定に向けての基本的な考え方や、懇談会の進め方などについて事務局の市から説明された。委員からは「共立病院には経営者の病院管理者がいるが、どこまで病院準備室でやるのか。また総合計画すみわけは?」「まっさらから議論するのか?」などの質問が出された。
 それに対して市は「新病院の建設は市全体を見回す必要があり、中心的な役割を行政経営部に設置された新病院準備室で行い、共立病院内での検討結果 を取り入れながら、市一体となった取り組みをしていく。新市総合計画基本計画(平成23年度から32年度)には何らかの形で入れたい」「(共立病院の)将来的な役割、機能をどうするかを議論するとともに、どういった規模、立地が必要なのかの検討もする」と説明した。
 また、委員からは「市民の求めを聞き過ぎると、多様な、先端的な病院を目指すことになり、お金が立ち行かず、医師も集まらなくなる」「フレキシブルな対応をしていかないと、大きな間違いを起こす」「(共立病院の)新築だけでなく、いわきの地域医療体制も一緒に議論してほしい」などの意見も出された。
  共立病院はいわき市内の中核的な病院で、その役割やあり方、将来像を含めた施設整備の検討は、救急を含めた地域医療のあり方が問題になっているなか、一市立病院のことに留まらず、いわきの地域医療全体を見つめる必要があるが、懇談会での検討はあくまで共立病院の移転も含めた建て替えに限られる。
 いわきの地域医療全体を見据えた話し合いは市地域医療協議会が担い、懇談会と協議会での検討を相互にフィードバックさせるという。しかし来年7月には新病院建設の基本構想の素案取りまとめをする予定で、懇談会と地域医療協議会が車の両輪としてうまく機能するかが課題で、その二つの会をどうつなげ、さらに保健所や消防も同じテーブルについて真剣に話し合える場が必要になる。
 懇談会のほかの委員は次の通り。
 石黒久也(全国自治体病院協議会経営指導部長)薄井公子(いわき地区病院看護管理業務研究会会長)海野倫明(東北大学大学院医学系研究科教授)江尻友三(いわき市病院協議会理事)上遠野直人(いわき商工会議所専務理事)椎木一雄(いわき歯科医師会会員)新谷史明(共立病院副院長)鈴木睦(公募委員)長谷川祐一(いわき市薬剤師会会長)樋渡信夫(共立病院院長)前澤由美(公募委員)横山斉(福島県立医科大医学部教授)







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