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 「産科・婦人科救急医療」をメーンテーマにした市民フォーラムが五日、市総合保健福祉センターで開かれ、市立総合磐城共立病院の産婦人科部長の本多つよしさんが特別 講演をした。若年者の性感染症や人工妊娠中絶が多く、子宮頸がんも多いいわき。本多さんは女性の体、妊娠時の病気や婦人科の病気、いわきでの困った現状などを説明しながら、かかりつけ医を持ち、予防と早期発見、治療をすることを強調した。



 「救急医療はかなり危険なこと」。本多さんは言う。救急医療は差し迫った治療で、詳細な検査をしての対応ではなく、応急処置、緊急手術になる。例えば、卵巣腫瘍との判断が実は盲腸のこともある。
 患者は気づかなかった、(病状の意味を)知らなかった、様子を見ていた、ずっと気づいてはいたなどと言うが、かかりつけ医を持って知識を得ていれば、予防も早期発見もでき、救急にかからなくても済む場合が多い。
 妊娠による疾患は多く、妊娠に気づかず治療されてしまうこともある。消化器症状では急性虫垂炎を起こしやすいし、急性胃腸炎などもある。それに尿管結石、深部静脈瘤血栓症。また妊娠の併発性疾患は子宮外妊娠、子宮内胎児死亡、妊娠高血圧症候群、常位 胎盤早期剥離、羊水塞栓症など。
 いま、妊娠検査薬が市販されていて、感度は医療現場のものと同じで、妊娠3日目で陽性になる。「妊娠がわかったら、まず病院で診察を受けてほしい。気づいたら早く見つけてもらうことが必要」と、本多さんは指摘する。「お金がない」などの理由で健診を受けない人がいるが、妊婦健診は助成を受けられる。
 共立病院への飛び込み出産はこの2年間で22件あった。飛び込み出産は母体にも赤ちゃんにも、医療スタッフにも危険で、ほかの患者にも迷惑になる。なかには飛び込み出産して、4日後には医療費も払わず無断退院した人もいるという。
 本多さんが診療していて最近気づくことは、糖尿病との合併が増えていること。それに安易な精神安定剤の内服。「安定剤を飲んでいるけれど、赤ちゃんは大丈夫でしょうか」と聞かれる。
  産婦人科医の本多さんの目から見た、いわきの困った現状がいま3つある。まず高校生の性交経験者が多い。それから、若年者の性感染症や人工妊娠中絶が多い。そして子宮頸がんが多く、さらに進行がんが目立ち、逆にがん検診の受診率は低い。
 子宮頸がんは性行為でウィルスが移る病気で女性は被害者。成人男性の18.5%がこのウィルスを持っている。喫煙は発がん率を高め、30代の女性患者が増えているという。子宮体がんは45歳から55歳の人がなりやすい。
 「婦人科がんは比較的、早期発見しやすく、20歳になったら検診を受け、その際、超音波受診も受けた方がいい。それなのに、いわきの子宮がん検診の受診率は五%にすぎない」と、本多さんは説明する。
 「わたしたちは絶滅危惧種」と、本多さんは言う。いわきの産婦人科医の平均年齢は58歳。産婦人科医の出入りはなく、1年ずつ平均年齢も上がっている。いわきで産婦人科医が増える可能性は低い。だから、かかりつけ医をつくって予防、早期発見、早期治療を受け、救急外来を適切に使うことが大事という。







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編集後記田人お伽草紙草野天平の頁日比野克彦のページ
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