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 産婦人科医の不足のなかで、これまで共立病院と松村総合病院にあった産婦人科が4月から共立病院に集約化され、共立病院の産婦人科医師は常勤3人から、5人の常勤と2人の非常勤、それに月1回の東北大学からの手伝い医師に増えた。主任部長の本多つよしさん(47)は3月まで松村総合病院の産婦人科部長だった。本多さんに集約化の現状、いわきの産婦人科医療の状況と今後などを聞いた。

 医師の集約化に伴い共立病院での分娩数は月70件ほど。昨年と比べて1.8倍ほど増えている。手術件数も倍近くになっている。
 集約化によってすべてが充足してはいない。産科のベッドは6床しか増えていないし、スタッフも、保育器やモニターなどの器具類も足りないし、分娩台は2台しかない。予算の関係ですぐには増やせず、通常より1、2日早い、4日での早期退院をお願いしながら、やりくりしている。
 ハイリスクの産科だけでなく、婦人科の重症の患者さん、それに救急の患者さん、産婦人科医師の労働量 はいっぱいいっぱいで過酷。医師があと2人増えればと思う。いわきで産婦人科の救急を受け入れられるのは共立病院とかしま病院だけ。かしま病院の産婦人科医師(1人)に協力してもらいながら、かなりの数を共立病院で診ている。

 集約化というのは聞こえはいいが、医師が偏在する。本来は分散すべきで、やむを得ずしている。病気が複数科にまたがる場合、総合病院で診療すれば1人の患者さんを多方面から診られる。総合病院には産婦人科があるべきなのだが、産婦人科医の数が圧倒的に足りない。
 軽・中症の患者さんは松村病院、重症は共立病院と、これまで患者のすみわけがあった。共立病院の医師は増えたが、開業医やかしま病院にお願いしないと、1つの病院ですべての患者さんは診られない。
 2つの病院を集約しても、そのキャパシティーが倍に膨れることはできない。あふれた患者さんをどう診ていくか、そのシステムをつくらないといけない。病院を巨大化させるのか、もう1つ病院を設けるのか。すみわけは崩れてきている。

 臨床研修医制度の話が出てきた時に、われわれは反対した。中・小規模の病院は自分たちで研修医をとることはできず、大学から派遣されなかったら医師の獲得は難しい。医師派遣がなくなったら、病院はつぶれていく。それを政府は押し切った。中・小規模の病院はどうやって医師を集めるのか。
 いわきは医療過疎。産婦人科の医師数を増やすためには、共立病院の初期研修医のなかで産婦人科医になる人たちを育てていくしかない。大学からの派遣は難しいから自前でつくる。例えば、研修の後に一度大学に戻っても、医師として大きくなってまた共立病院で診療してくれればいい。







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