GIFアニメ 日々の新聞
CONTENTS 日比野克彦のページ
DAY AFTER TOMORROW
Katsuhiko hibino in Iwaki 2001
日比野克彦特集 新聞販売
しんぶんのおりこみチラシのしんぶんのおりこみ
 
日々の新聞
風の通る家
いわきクロニクル
オンブズマン
編集後記
招待席

田人お伽草紙
草野天平の頁
HIBINO IN IWAKI
時のゆくえ
仲間たちの野辺送り
蔡國強といわきの物語
DUO
オリジナルショップ
定期購読
リンク集

(3)しんぶんのおりこみちらしのしんぶんのおりこみ
1面 2面 3面 4面 5面 6面 7面
日比野からの指令
「商店街を歩いて、コンセプトチラシを作ってみよう。そして、そのチラシを本当に新聞に折り込もう」

 10月30日午前9時半過ぎ、日比野克彦さんがワークショップ会場の生涯学習プラザの多目的室に現れた。朝5時半にセットした目覚まし時計を30分鳴らした後、がばっ?! と起きて、上野発午前7時発のスーピーひたちに乗ったという。市立美術館でのHIBINO展以来、ちょうど2年ぶりのいわきだ。
 コンセプトチラシを作るワークショップ(いわきタウンアート実行委員会主催)。参加者たちも「チラシを作る」ことは、事前に知らされていた。だからマジックやサインペンや水彩 道具、クレヨン、色鉛筆、毛糸、色紙など思い思いの画材を持ってきた。でも“コンセプト”チラシって何だろう???


ワークショップ はじめ 日比野さんは多目的室のホワイトボードに、その日の朝刊に入っていたチラシを並べた。大ホームラン大漁市や結婚式場の展示会、スーパーの日替わり特価品…。いろんなチラシがあるけれど、どれもこれも結局はお店の宣伝チラシ。コンセプトチラシはお店を宣伝するのではない。ある1つのコンセプトを設けて、商店街を歩きながらそのコンセプトに合った商品を見つけて、まとめるのだ。あくまで主役は商品。
 そこで大事なのが、物を選ぶ視点、価値観、切り口。すなわちコンセプトだ。老若男女の参加者27人が3人1組になり、それぞれコンセプトを考えた。化石、ほしいもの、イタリア的なもの、珍しいものなど、グループから出てきたキーワードは、まだまだ“コンセプト”とは違う。
 日比野さんは「お腹が空いたから何か食べたい、というとおのずと店は決まってくる。そうではなくて、どんなキーワードで商店街をぶらぶら歩くと、目的とは違う価値観が見えてくるか、ということ。例えば、ぴいひょろろの視点では、どんな風に見えるか」と、コンセプトを説明した。それを聞いて、各グループはさらに悩む。
 それでも、いわきからイメージした“青い空”、元気な子ども、訳ありで売りたくないものと売れないものなど、グループのコンセプトが見えてきた。コンセプトが決まれば、探検隊になってまちを歩き、合った商品を見つける。一度も行ったことのない店にも入り、店の人に取材して、デジカメで商品の写 真も撮る。昼食も入れて、まち歩きは3時間。ためらい、それに慣れない取材に、だんだん足取りも重くなった。




ワークショップ 中盤まち歩きから戻ったら、見つけた商品をデジカメを見ながらどんどん絵にする。取材不足を感じれば、グループのだれかがもう一度、店に行ってみる。キャッチコピーも、レイアウトも考えてみる。チラシの完成目標時間は午後4時半。でも、とうてい無理な感じ。5時から多目的室はほかの団体が使うことになっていたため、急きょ4時半になったところで、上の階の和室に大移動をして、チラシ作りは急ピッチで進められた。



ワークショップ 追い込み午後8時過ぎ。9グループすべてのチラシが完成した。グループごとに完成したチラシを発表した後、日比野さんは「店はものが売れればいいだけの場所ではなく、人が集まり、情報交換がされるところ。自分たちがほしい、買いたいという思いがあって、ものは生きる。ワークショップの本番は新聞に折り込まれた時。どんなリアクションが出てくるか」と、話した。



後日 チラシは日比野さんが作ったものも含めて全部で10枚。11月23日から10日間、平のまちなか2000軒に配られた。初日、折り込まれたチラシの束をごそごそ探すと、トップバッターの日比野さんが作ったチラシが出てきた。コンセプトチラシのメッセージはまちの人々に何を伝えたのだろう? そして日比野さんの次の指令は何だろう。



 


日々の新聞風の通 る家いわきクロニクルオンブズマン情報
編集後記田人お伽草紙草野天平の頁日比野克彦のページ
フラガールオリジナルショップ定期購読リンク集

 
  ホームへ画面上へ