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Katsuhiko hibino in Iwaki 2001
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 横浜開港150年を記念して、今横浜では様々な催しものが行われています。その中で「FUNEプロジェクト」というものを私がプロデュースしています。これは2年がかりで150艘の船をつくろう! というもので、横浜市民の手によって制作してきました。材料は段ボールで水に浮かぶことはできませんが、5月26日までと、9月22日から27日までの2期に分けて大さん橋ホールで展示しています。

 会場は「ナミノウエ」と呼ばれており、来場者たちがFUNEを動かすことが出来るようになっています。同時にFUNEを作るワークショップも行っており、9月の展示までに150艘を作る予定です。現段階では121艘のFUNEがナミノウエで航海しているという状態です。これらのFUNEは150年の間に横浜にやってきた実際の船をモチーフにしており、その船の特徴をいかした形をワークショップの中でアイデアを出して制作してきています。
 ナミノウエではFUNEを引っ張ると、その記しとしてそのFUNEについている通し番号のスタンプをスタンプシートに押すことができるという仕組みを企画しました。これはより多くの人にナミノウエを回遊してほしい、FUNEを引っ張ってほしい、ということからスタンプラリーを考えた訳です。この企ては予想以上に効果を発揮しました。その要因はスタンプを集めるとカードが貰えるという、プレゼントを付けたことがポイントでした。カードには1艘1艘のFUNEの写真と説明がついており、スタンプラリーに参加した人たちは、全てのカードを揃えたいという欲求にかられ、ナミノウエを走り回っているのです。しかし欲しい船のカードが手元に入るかどうかは、カードが入っている袋の封を開けないと分からなく、番号が重なったりすると、カードを持っている者同士でカードトレーディングが始まったりするのです。

 ナミノウエは人間の所有欲が行き交う社会経済の縮図のような姿にも見えてきます。ほぼ1カ月の展示期間であった第1期ナミノウエ会場では、カードも予想よりかなり早くなくなり、刷り増しをしている状況です。ぜひいちどお越しください、FUNEたちがお待ちしております。
(アーティスト)




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