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Katsuhiko hibino in Iwaki 2001
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 先日、神田で横尾忠則さんと対談をするイベントがあった。前日に横尾さんが風邪気味だと聞き、新潟でもらった自然薯を新聞にくるんで持っていった。楽屋で横尾さんに渡すと「初めて見たよ。醜いね、この形は。野菜にもいろいろな形があるんだね。こんな醜く生まれてしまったけど、その分すごいエネルギーというか栄養があるんだね」と興味津々。きっといつか横尾さんの絵の中に自然薯らしき形が出てきたら、その素はこの日の出来事であることは間違いない。
 横尾さんの絵の中には同じモチーフ(イコン)が度々引用される。まずはそのことについて訊ねてみた。その答えは要約するとこうである。
 「気になるんだよね」。つまり、自らテーマを設けて、それを表現するにふさわしいカタチを探すのではなく、あちらから飛び込んでくるというのである。「滝」にしろ「Y字路」にしろ、やたらそのことだけが気になる時期があったという。寝ても覚めてもそのことばかりという時があるというのである。だから横尾さんの絵にはシリーズものが多い。一枚描けばそれで終わりでなく、何十枚何百枚と連作となって制作される。横尾さんのその態度は、習性という動物的というか、作法という超人的な、繰り返し行われる動作であるような気がする。
 横尾さんはよく自転車を盗まれるらしい。しかしいつも同じ自転車にのっているという。その理由は盗難されても必ず見つかって戻ってくるというのである。交番では「このタイプの自転車がよく盗まれるんですよ」といつも引き取りに行くたびに言われるのだが、「いえ、いつも私のが盗まれているだけで、同じ自転車です」と言い訳なのか、おまわりさんに対する誤認修正なのかはわからないけれど、制作の世界だけでなく日常にも普通 は行われないようなことが当たり前のように起こっているようである。  帰りに上海蟹を食べに行ったら「一週間前にも食べたよ。その時捻挫した」「どこを?蟹で?」と聞くと、「左手の親指の付け根で蟹の爪を割ろうとして捻挫した」
 これまたどうなんでしょうか…。いえ横尾さんがすると「摩訶不思議なお話」である。お店を出てタクシーまで見送ると「日比野君自然薯ありがとね、明日の朝、すって食べるよ」と言って手を振った。 横尾さん、いくら繰り返しが多いとはいえ「自然薯で捻挫しないでね」。
(アーティスト)




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