GIFアニメ 日々の新聞
CONTENTS 日比野克彦のページ
DAY AFTER TOMORROW
Katsuhiko hibino in Iwaki 2001
日比野克彦特集 新聞販売
しんぶんのおりこみチラシのしんぶんのおりこみ
日々の新聞
風の通る家
いわきクロニクル
オンブズマン
編集後記
招待席

田人お伽草紙
草野天平の頁
HIBINO IN IWAKI
時のゆくえ
仲間たちの野辺送り
蔡國強といわきの物語
DUO
オリジナルショップ
定期購読
リンク集
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41
42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62
63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83
84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104
105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125
126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146
147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167
168 169 170 171 172 173 174 175 176 177                      








 南太平洋ミクロネシア連邦共和国ポンペイ島に隣接する孤島ナラップで、私は火を起こそうとしていた。天気は雨、石で囲った竈に島の中で拾ってきた小枝、芝草、にライターで火をつけて、なたで割った木をくべる。
 雨が強くなってきた。火を消すまいと竈の上を木で覆う。ここらあたりの雨は突然降ってきて、突然止む。雨と火の一騎打ち、どちらがしぶといのか微妙な判定に持ち込まれそうな局面である。火のセコンドはくじけそうな炎に息を吹きかけエールを送る。30分かけて火をおこし、30分かけてお湯を沸かす。雨にぬれた身体もその頃には乾いていた。
 竈の向こうには水平線が見える。竈の周りの動くものに目が引かれるとヤドカリがいる。小屋の軒先に吊るしたバナナは黄色く色づいてきた。
 バナナの皮をえさに魚が捕れるか?潮が満ちてきて2メートル先には魚が泳いでいる。ためしにバナナの皮をちぎって海に投げ込んだ。蟹・蟻・とかげ、みんな食べ物をさがしてうろうろしている。
 あの時間は今ではもう海の向こうの遠い国での昔の出来事。物語の1ページのようなバーチャルな時間であったが、私の身体はあのときのことをいつでも今そこにいるかのごとく思い出すことができる。今頃あのバナナの皮は海のそこでどうなっているのだろうか? 
(アーティスト)




日々の新聞風の通 る家いわきクロニクルオンブズマン情報
編集後記田人お伽草紙草野天平の頁日比野克彦のページ
フラガールオリジナルショップ定期購読リンク集


 
  ホームへ画面上へ