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コーちゃんと時ちゃん

 「やすらぎの郷」以来、録画しておいたテレビ朝日のお昼のドラマを夕食後に見るのが日課になっている。約15分はお茶を飲みながらの時間にほどよく、「やすらぎの郷」のあとは「トットちゃん!」そしていまは「越路吹雪物語」を見ている。「越路吹雪物語」も今週で終わり、お昼のドラマは四月から1年間、休止するという。
 「越路吹雪物語」はコーちゃんこと、越路吹雪の生涯をたどった物語なのだが、ずっと見ていると、越路吹雪と岩谷時子のふたりの物語に思えてくる。ふたりは宝塚歌劇団で出会った。8歳下のコーちゃんは団員、時ちゃんは編集部員。コーちゃんが宝塚を退団して歌手を目指した時に、時ちゃんも退職してコーちゃんの付き人を始め、支え続けた。
 「どちらも抜けていて2人で1人前」と、コーちゃんが言っていた通 り、ふたりはいいコンビだった。コンサートの直前に極度に緊張するコーちゃんの背中に、時ちゃんは「あなたは虎」と言いながら虎の字を書いて、毎回、ステージに送り出した。
 1952年(昭和27)、コーちゃんが出演していたシャンソンショー「巴里の唄」でエディット・ピアフの「愛の賛歌」を歌った際、時ちゃんは初めてその訳詞を手がけ、それから、訳詞のほか作詞もするようになり、たくさんのヒット曲を生みだした。
 コーちゃんは1980年、末期の胃がんが見つかり56歳で亡くなった。時ちゃんは最後まで付き人を務め、コーちゃん亡き後、「愛の賛歌」を封印した。しかし、訳詞をしたミュージカルで出会った本田美奈子をかわいがるようになり、「愛の賛歌」を歌わせた。
 2008年、本田美奈子は急性白血病で亡くなった。その直前、時ちゃんは足を怪我して同じ病院に入院し、ボイスレコーダーを使って励まし合ったという。時ちゃんは2013年、97歳で亡くなった。

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