ひとさじのはちみつ
半年ほど前から、寝る前にビタミンCとひとさじのはちみつを飲んでいる。「体にいいらしい」と家族が言い出し、半信半疑で始めた。途中、何となくやめてしまった時期もあるが、この2カ月は欠かさず飲んでいる。 はちみつは天然の純粋なはちみつ。加工されたはちみつでは効果が期待できない。ビタミンCは錠剤を利用しているが、前田京子さんの『ひとさじのはちみつ』(マガジンハウス)によると、アスコルビン酸を使って、自分のビタミンCの適量 を見つけるといいようだ。 はちみつは古代エジプトでも、インドの伝統医学書でも医薬として扱われ、各種ビタミンやミネラル、酵素、抗酸化物質が豊富に含まれ抗菌力があり、傷ついた細胞の修復が得意。ただビタミンCははちみつだけでは不足し、二つを組み合わせると免疫力が高まり、はちみつの治癒効果 もアップする。 体が細胞を修復し、新しい細胞をつくる時間が午後10時から午前2時なので、寝る前に飲むのがいい。はちみつには鎮静作用があって、ストレスを取り除く安眠剤でもある。寝る前に甘いものは虫歯が心配だが、はちみつは虫歯や歯周病、さらに口臭の予防にもなる。 さらに、前田さんの本では「寝覚めのはちみつが脳に効く」と、ビタミンCをたっぷり含む緑茶とひとさじのはちみつを、朝の歯みがき後に勧めている。わが家でも早速、朝のひとさじも始めた。そして食後には、長年続けているしょうが湯を飲む。今朝もこの原稿を書きながら、緑茶とひとさじのはちみつを飲んでいる。