GIFアニメ 日々の新聞
CONTENTS 情報
日々の新聞
風の通る家
いわきクロニクル
オンブズマン
編集後記
招待席

田人お伽草紙
草野天平の頁
HIBINO IN IWAKI
時のゆくえ
仲間たちの野辺送り
蔡國強といわきの物語
DUO
オリジナルショップ
定期購読
リンク集
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
山本伸樹さん (美術家)
 
 田人の森に立ち、どっぷり浸かる。感触、におい、光、音、風を全身で感じて、イメージを膨らませる。時に夕立が降ったり、蝉が合唱を始めたり、いろんなハプニングに出会う。それも材料にして作品をつくり、その場に展示する。それが、田人の森で遊ぶ「アートミーティング」。2001年、2002年、2004年と、今年3回目になる。
 田人の森に住む山本伸樹さんはアートミーティングの中心的な存在。「何かやりたいね」と、2001年に仲間たちと軽い気持ちで始めた。その年は大勢の人が森を訪れ、とても盛り上がった。
 2回目の2002年には組織をしっかりつくり、会議を数え切れないほど持って準備を進めた。いろんな意見が出されたのはよかったが、みんな気負ってしまい、プレッシャーも感じ、精神的に疲れ果 てた。結果、作品も新鮮味がなくなって「これで終わり」の雰囲気が漂い、2003年は一夜だけ内輪の十数人でパフォーマンスをしただけで、表立っては開催しなかった。
 そして今年。山本さん自身は積極的に開きたいと思ったわけではないが、「田人の森で何かやりたい」という声がいわき以外の作家たちから届き、迷いもあったけれど開催することにした。続けなければならない、というのではない。しかし、また1から始めるのは、ものすごくエルネギーのいること。それなら、その火を絶やすべきでないとも考えた。
 作家の立場でいえば、アートミーティングは“田人の森”という環境で表現を考え、自分の作品を見つめる場だ。森に触発され、イメージが湧いて、作品へとつながる。それは偶然性が生み出す抽象画に似ている。
 集まった作家たちの単なる批評会ではなく、さまざまな人と出会って話をしながら、それぞれの生き方にふれて刺激を受ける、そんな作家同士のコミュニケーションがそこにはある。第一線で活躍している作家などは、日常の閉塞感から解放されるという。
 ただ、日ごろ田人の森で生活している山本さんにとっては、森の空間で絵になるような作品をつくるのは難しい。日々、森とふれあい、その奥深さを感じているから。
 今年の参加アーティストはほとんどいわき以外の人だった。場所もほぼ山本さん宅周辺に集約され、コンパクトで、シンプルなアートミーティングとなった。それでも森を歩くと楽しい。アート、それに文学の世界にどっぷり浸れる。
 「それぞれの作家が田人でやる意義を持っている。やりたいという作品が並んだ」。山本さんは満足そうに語る。









日々の新聞風の通 る家いわきクロニクルオンブズマン情報
編集後記田人お伽草紙草野天平の頁日比野克彦のページ
フラガールオリジナルショップ定期購読リンク集


 
  画面上へ