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 ジャーナリストで、医療法人財団の理事長で、福島県男女共生センター館長の下村満子さんが12月16日、平の緑陰茶房かいわいで、いわきの女性を主に30人とお茶を飲みながら語り合った。下村さんの人生、生き方への思いを紹介する。

 人生はそんなに思うとおりにいくものじゃありません。
 わたしは、大学を卒業してもどこも履歴書を預かってくれないので、男なみではなくプラスアルファーじゃないとだめとアメリカに留学して、そこで吹っ切れました。それから25年間、朝日新聞の大組織に身を置きました。
 30人の中から1人選ばれて就いた仕事でしたが、アルバイトでした。女だから30分早く出てきて机を拭いて、お茶をいれて…。6年間、アルバイトをして、それから2年間、嘱託職員でした。
 人間社会は方程式を解くようにはいきません。実行するには戦略が必要で、人徳を積まなければなりません。企業は社会の心のレベルに比例します。私利私欲を捨て去り、みんなのためにすると、自然に大きくなります。夢などではなくて、完全燃焼してその瞬間、ベストなことをすれば、わたしはハッピーです。
 世の中はちゃんと見ています。常に謙虚に自分を見て、自分をできるだけ柔軟に変える。そうすれば黙っていても、だれかが持ち上げてくれます。
 男と女は違う。だから両性でやることに意味があります。女も男もしょせん人間。わたしも人間であるというところから始まれば、何ら問題はありません。
 男も女もオンリーワン。自分に与えられた特殊な分野での能力を、社会のために役立てるのが最大の喜びだと思います。いかに人間として自分の人生に責任を持ち、選択していくか。1人の人間としてどんな人生を生きていくかです。1人の人間として生き方を追究する時代に入っています。男女共同参画はもっと奥深いところにあるのです。
 自分の人生を選択するということは厳しい。いろんな人の意見を聞いても、最後は自分で選択し、その結果 の責任は自分にあります。だから最終的な人生の選択は自分ですべきです。専業主婦になりたい人は専業主婦になればいい。ただ、いろんな可能性の選択肢は持つべきです。
 何も変わっていないわけではない。じわじわだけど変わってきています。大切なのは親が子どもに自分の生き方を見せること。次世代にベターな礎を1つでも多くつくってあげなければなりません。




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