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 さわやかなサウンドでいま、10代に人気の「Aqua Timez」。昨年夏に出した最初のミニアルバムに入っている「等身大のラブソング」が中高生に口コミで広まり、アルバムはオリコンで一位になった。夏には初めて全国ツアーを行い、大晦日のNHK紅白歌合戦にも初出場する。リーダーでベースのOKP―STAR(おけぴーすたー)こと、岡田知久さん(29)はいわき市出身。両親の晄さん(67)、淳子さん(62)は中央台鹿島に住んでいる。「紅白に出られたら、その時は行こう」と約束し、一度もライブに足を運んでいない晄さんは大晦日、淳子さんと一緒にNHKホールで息子たちの音楽を初めて生で聞く。


 知久さんがベースを始めたのは、玉川中の二年生の時だった。それまでBOOWYやブルーハーツなどの邦楽を聞いていたが、同級生の家に遊びに行った時、お兄さんが聞いていたアメリカのバンド「メタリカ」に魅せられ、「ベースをやろう」と思ったという。
 磐城高校時代には同級生五人とバンドを組んで、小名浜で開かれたアマチュアバンド大会でグランプリに選ばれ、高校の文化祭のステージにも立った。そのメンバーの一人で、富岡町から磐城高に通っていた長谷川大介さん(通称・大介)も「Aqua Timez」でギターを弾いている。
 知久さんは亜細亜大、大介さんは中央大と大学は別々だったが、それぞれサークルに入ってバンドを組み、サークル同士で交流した。大学卒業後の進路を決める時、知久さんは「サラリーマンにはなりたくない」と両親に話した。知久さんの家は代々公務員。両親も市職員だった。しかしミュージシャンを目指していた知久さんは、まったく就職試験を受けず、卒業後もアルバイトをしながら音楽活動をした。
 吉祥寺の百円ショップのアルバイトの面接の時だった。人事担当者に「その頭、どうなんだい」と髪型を指摘された。知久さんは大好きなバンド「メタリカ」の若くして亡くなったメンバーのヘアスタイルを真似て、かなり個性的な髪型をしている。髪を切るか、バイトを諦めるかの選択で、そのバイトは諦めた。

 2000年、知久さんはバンドのメンバー募集サイトでボーカルの太志さんと出会い、2人で曲作りを始めた。2003年には大介さんと、大学時代のバンド仲間だったmayukoさん、それに友人のアビコさんも加わり、5人で「Aqua Timez」を結成。自主製作アルバムをつくり、東京を中心にライブ活動を始めた。
 そして昨年8月、「等身大のラブソング」の入った初めてのミニアルバムがインディーズで出された。10代が心に抱えている不安や痛みに「ありのままでいい」と語るメッセージ性の強いストレートな歌詞が中高生を中心に話題になり、USENやFMラジオ局に問い合わせが殺到した。USEN問い合わせチャートで通算12週1位になり、オリコンチャートでは今年2月に1位になった。最初に200枚だけつくったCDは65万枚売れた。
 4月には2枚目のミニアルバム「七色の落書き」をリリース。夏に公開された映画「ブレイブストーリー」の主題歌に抜擢され、8月には初めて全国ツアーもした。12月には初めてのフルアルバム「風をあつめて」もリリースした。そして大晦日、NHKの紅白歌合戦に初出場し、「ブレイブストーリー」の主題歌「決意の朝に」を歌う。
 知久さんがベース、太志さんがボーカル、大介さんがギター、mayukoさんがキーボード、アビコさんに代わってこの夏から加わったTASSHIさんがドラム。さわやかなサウンドにメンバー5人の素直さ、やさしさが漂う。

 淳子さんはあちこちのライブに出かけ、知久さんたちのサウンドを生でよく聞いている。その音に興奮してしまうという。携帯電話の着信メロディーももちろん「Aqua Timez」の曲。いわき駅ビルのヤンヤンにあった天地堂からは「きょうは、アクアのCDがたくさん売れましたよ」と、連絡が届いていた。
 「紅白に出られたら、その時は行こう」と約束していた晄さんは、知久さんたちの音楽をまだ生で聞いていない。それでも朝に晩に、インターネットで「Aqua Timez」の情報を検索し、状況をチェック、把握している。その熱心ぶりはパソコンを1台壊してしまったほど。テレビ出演はもちろん、DVDに録画している。知り合いからメンバーたちのサインを頼まれることも多い。

 大晦日、晄さん夫妻は富岡町の大介さんの両親と一緒に渋谷にあるNHKホールに出かけ、息子たちの晴れ舞台を楽しむ。



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