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 展覧会はふつう、作品を並べておしまい。でもヒビノが「一人万博」で試みたのは、生きている作品、状況によって変化する作品、「制作された」という過去形の作品ではなく、現在進行形で呼吸し変化する作品だ。
 その代表がBEYOND THE BEYOND(もっと遠くへ)シリーズ。「砂を掘っていくと地球の裏側へ行く」という、だれかが言った言葉からイメージがわいた砂場(Z)。積み木感覚で段ボールを積み上げたタワー(Y)、富山のガラス工房で作った巨大トンボ玉 の行列(X)。数学的に考えると、XYZで空間が生まれ、ものが動き始める。
 一番、ヒビノを悩ませたのは砂場。ネットの入れ物に入った砂場を作ろうとしたが、紆余曲折の末に断念。作品にしようという思いが強すぎたのだった。遠回りのあと、もう一度、スタートラインに戻った。
 山を作ってトンネルを掘り、道をつないだ作品を展示室の右側に、渡り廊下を挟んで左側には、自由にだれでも遊べる砂場を設けた。そこに富士山を作ってトンネルを掘ったり、迷路を作ったりすると、空間の雰囲気が大きく変わり、作品の表情も変化する。
 段ボールタワーもそこを訪れた人の動きと、時間の経過による天窓から射し込む陽の光で印象が違う。野田秀樹の「赤鬼」のテーマ「ことば」から生みだされた巨大トンボ玉 の行列も、そこでつながれていく言葉によって空気の流れが変わる。
 展覧会に通い、その作品に会えば会うほど、作品が呼吸をしていることがわかる。ヒビノの作品は空間と時間と呼応する。たぶん、ヒビノはこれからも生きている作品をつくり続ける。





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