GIFアニメ 日々の新聞
CONTENTS
日々の新聞
風の通る家
いわきクロニクル
オンブズマン
編集後記
招待席

田人お伽草紙
草野天平の頁
HIBINO IN IWAKI
時のゆくえ
仲間たちの野辺送り
蔡國強といわきの物語
DUO
オリジナルショップ
定期購読
リンク集


 スペインの政治は国民党(中道右派)と社会労働党(中道左派)の二大政党間の綱引きが続いてきました。ちょっと変なことをすると、変えられてしまうので、政権を取るとピリピリしてやっています。このところ、若い人がつくった政党(ポデモス)がすごく強くなってきました。左寄りの党です。その辺がどう動くかで変わってきそうです。
 政権が変わると、さまざまな規則も変わります。変わるのが当たり前だから、混乱はしません。例えば、スペインは五大新聞と地方紙、それにテレビ局も右、左がはっきりしていて、政権が変われば国営放送のひいきの政党も、テレビ局の上層部もすべて変わるのです。
 ただ政治家の汚職やスキャンダルを叩いたりはしません。私的なことは関係ありません。騒ぐことはありますが、徹底した騒ぎにはならず、国民にとっていいことをしているならいいというスタンスです。

 今度のカタルーニャ州の独立問題は右派の政党への反動があると思います。これまでも独立の問題は出ていましたが、こんなに緊張が高まったことはありませんでした。ですから何か対応しないといけないのではないかと思います。バスク州もそうです。前から独立運動が起きています。
 どちらも産業・工業のまちで、お金を持っています。経済力のある州なのに一律にならされてしまって待遇が悪い。おおざっぱに言えば独立運動はそれに対する反発で、独立して自分たちで国として成り立たせた方がいい、ということです。しかし、スペインの人々は「独立は難しい」と言っています。わかりませんが…。
 スペインは市民戦争で自由を勝ち取った国です。「日本は自由をアメリカから与えられたから、自由がわからないのだろう」と言う人もいます。はっきり言って、わたしもわかりません。感覚がわからないのです。スペイン人の魅力は自由さではなく、ある枠というか、幅のなかでぎりぎりいっぱい物事を考えて行動する度量 の広さです。自ら自由を勝ち取ったことが自信になっています。
 老いも若きも政治に興味を持っています。その辺で日なたぼっこしながら、バル(酒場)で飲みながら、政治の話をしています。大学生もけんかをするぐらい真剣に話します。日本では政治の話をほとんど聞きません。興味がなさそうです。

 日本人は洗脳されているように思います。テレビのワイドショーなど、朝から晩までチャンネルを替えても同じようなことを伝えています。これでは印象が決まってしまいます。スペインもワイドショーはありますが、日本のようではありません。それに個人が強い国ですから「お前はそうだけれど俺は違う」と言います。スペインで暮らして36年になりますが、日本は以前よりひどくなっているように思います。


日々の新聞風の通 る家いわきクロニクルオンブズマン情報
編集後記田人お伽草紙草野天平の頁日比野克彦のページ
フラガールオリジナルショップ定期購読リンク集


 
ホームへ
画面上へ