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 震災・原発事故からもうすぐ丸五年になる。あのころ、私たちはいわきにいて、どれくらい被曝したのだろう。それがわからないまま、月日だけが過ぎている。
 いわき放射能市民測定室では京都大学原子炉実験所に「いわきの初期被曝調査」を依頼した。実験所助教の今中哲二さんたちが今年から2年かけて、原発事故に伴ういわき市の放射能汚染マップの作成と、初期被曝量 評価をする。

   今中さんは環境省に頼まれて、原発事故の翌年から1年かけ、飯舘村の人々の初期被曝評価をしている。事故直後に軍用機を飛ばし、横田基地を拠点に放射能汚染(セシウム)を測定したアメリカの公開データを使って、村内のおよそ1700軒あるそれぞれの家の汚染レベルを調べた。
 また事故から2週間後に、自ら仲間と村に入って5カ所で採取した土からヨウ素とセシウムの比を求め、飯舘村の場合、核種の割合は地区が違っても同じであることがわかった。さらに半年ほど福島市に事務所を置いて約1800人(世帯数で約500、地区・年齢構成も平均的)に、事故から避難するまでの行動の聞き取りをした。
 それによると村民の初期外部被曝は平均7mSv、一番高い人で24mSvだった。子どもは早めに避難したので低かったが、大人は1度避難しても、3月終わりに戻って来て、7月末までに全村避難した。
 大人が戻った理由は3つ。1つは会社などが再開したこと、2つ目は緊急避難していた親戚 の家などがいづらくなったため、3つ目は長崎大学の山下俊一さんの「健康に影響ありません」との講演を信用したから。  県民健康調査では村民の初期外部被曝は3.6mSvで、今中さんたちの評価の二分の一。これは推定方法が違うため。また、村の集団線量 (村民全員の外部被曝を合わせた量)は42.7Svで、将来、2人から17人のがん死が予想されるという。
 初期の外部被曝はこのように計算で出せるが、ヨウ素による甲状腺被曝(内部被曝)は雲をつかむような話だ。地表大気中ヨウ素濃度の推移から推定値は出せる。飯舘村は平均24mSv。しかしこれは24時間ずっと外に出ていた場合で、確かではない。さらに水や食物からの取り込みも考えなければならない。

   1月31日にいわき市生涯学習プラザで開かれた、初期被曝評価調査の勉強会で、今中さんは飯舘村での調査にふれ「できる限りのデータを集めれば、面 積が広いいわき市でも初期の外部被曝はそれなりに出せるだろう。ヨウ素による甲状腺被曝はいろいろなケースを考えながら、上限と下限の当たりをつける」と説明した。
 昨年11月30日の県民健康調査検討委員会での発表によると、県内の子どもの甲状腺がんの数は151人、うちいわき市は25人となっている。




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