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週刊アスキーで紹介されました。

読売新聞福島版で紹介されました。

 いわき市三和町上三坂字中町にある「OJONCO館」の改修工事が終わり、地元の人々への報告会が4月22日、OJONCO館で開かれた。以前、石川医院だった建物で、震災後、いわきで活動拠点を探していたOJONCO(社団法人)のメンバーたちがその建物と出会い、資金集めに奔走し、1年かけて改修した。

 中町はかつて宿場町で、昔は道のまんなかに水路が通って、石橋がかかり、両側には入母屋造の家が建ち並んでいた。ところが、赤痢が出て多くの人が感染し、水路は埋められ、道路も舗装された。その通 りの端に石川医院があった。
 三代続いた医者の家。漢方医だった初代の文之助さんは水戸藩尊攘派の天狗党の流れ者で、形勢が不利な状況のなか上三坂に落ちのびてきた。当時、上三坂に医者はいなくて、漢文が読めた文之助さんに、土地の有力者が「ここに残って医学を学び、医者になってくれませんか」と頼んだという。
 その後、文之助さんは漢方を勉強して医者になり、土地の人たちが建てた蔵で、地域医療を担った。子どもには恵まれず、跡継ぎに茨城の親戚 から9歳の松樹さんを養子に迎え、医者になるための教育をした。
 松樹さんはそれに応え、東北大医学専門部で産婦人科を学んで、上三坂に戻った。医院の新たな建物にするため、下三坂にあった古い酒蔵を解体・移築した際は、地元の人々がソリで運んだ。松樹さんは自転車に乗って峠を越えて往診にも歩いた。
 その父親の後ろ姿を見て育った淳一さんは、だれに言われるわけでもなく自然と東北大学医学部に進学し、小児科医になった。60過ぎまで仙台の病院に勤務し、退職後、夫人と上三坂に帰ってきたが、車で病院に行ける時代になっていたため開業はせず、福島整肢療護園の勤務医をした。
 夫妻が亡くなったあと、土蔵の家は空き家になり、「使う人がいないなら解体する」という話が出てきた時、OJONCOのメンバーたちが手を上げた。

 築100年以上経っている建物。調べてみると、土台は石が並べてあるだけで、高低差も6cmほどあった。1階の中央の柱辺りの敷居に一人立つと2、3cm下がり、畳の合わせ目は随所で段差ができていて、耐震にかなり問題があって、部屋の全面 改修をしないといけない状況だった。
 そのため建築家で、久之浜の森美術館の建設にも携わった伊藤寛さん(61)は、土台や柱を補強して耐震性を高め、1階は鴨居や欄間などよけいな物を取り払い、スギ厚板の床張りのワンルームの改修を考えた。
 いろんなことができる空間は、患者が順番を待っていた囲炉裏を掘りごたつに変身させ、薬局の跡も残して、いまと昔が行ったり来たりしている。それは上三坂の歴史や人々が引き継いできた記憶と、これからの出来事や人々の出会いとの接点になり、さらに歴史や記憶が積み重なられる。
 そう考えると、とてもいとおしい建物に思え、巨大なバトンにも見える。今後、この温故知新ハウスで何が生まれ、地区はどう変わっていくのだろう。





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