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週刊アスキーで紹介されました。

読売新聞福島版で紹介されました。

 芝居は床のきしむ音で始まる。そして、ハルカが舞台に出てきて、次のように言う。

 私たちの校舎は、歩くとこんな音がします。…プレハブ校舎だから。…白く塗ったベニヤの壁、むき出しの黒い鉄。アルミサッシのドア、アルミサッシの窓。(中略)この音を聞いていると、いつか、この校舎が崩れてしまうんじゃないか、この校舎が消えてなくなってしまうんじゃないか。そんな気持ちになる。

 相馬農業高校飯舘校演劇部の「-サテライト仮想劇-いつか、その日に、」。宮城県仙台市で8月1日から3日間開かれた全国高校演劇大会に、東北ブロック代表で出場した。部員は助っ人に頼んだ音響スタッフを含めて3年生が5人。顧問の西田直人先生(47)が書いた脚本を、4人のキャストが演じた。

 飯舘校の校舎は飯舘村深谷にある。しかし福島第一原発の事故で村が全村避難となり、飯舘校も初めは福島市の県教育センターに避難。翌年から福島明成高校の敷地内に建てられたプレハブ校舎に移り、生徒たちはそのサテライト校で学んでいる。
 生徒はいま、1年生が13人、2年生が12人、3年生が38人で、合わせて63人。そのうち飯舘村出身者は7人、およそ1割に過ぎない。村にあった時は7割が飯舘村の生徒だったが、逆に村とは関係のない福島市の生徒が7割を占めている。それも登校拒否で出席日数が足りないなど、福島市の高校に入れない福島市の生徒たちだ。
 芝居はそんな飯舘校の経緯と現状を伝えながら、学校が村に戻って母校のプレハブ校舎がなくなってしまう、いつか、その日を想像し、生徒ひとりひとりの心情が語られる。

 登場人物は中学校では不登校だったが、高校で生まれ変わろうと頑張ってきたハルカと、同様に中学ではいじめられて家に引きこもり、三期入試でようやく高校に合格した、成績優秀で真面 目なサトル、ほとんどだれとも話さないユキ、飯舘村出身で母校の飯舘校で教師をしているイクミ先生。それぞれキャスト自身の境遇と似ている。
 ハルカとサトル、ユキの3人は福島市の中学校の出身で、飯舘校が飯舘村に戻る時には転校しなければならない。学校が帰ることは喜ばしいが、居場所であるサテライト校がなくなるのだから気持ちは複雑で、母校がなくなるのと同じ思いだ。ユキがアルトリコーダーで吹く下手くそな「ふるさと」がより郷愁を漂わす。
 サテライト校だから、いつか必ずなくなってしまう。実際に今年の3月、浪江高校、浪江高校津島校、双葉高校、双葉翔陽高校、富岡高校、小高商業高校、小高工業高校のサテライトが消え、小高商業と小高工業が統合して新たに小高産業技術高校が開校したが、ほかはとりあえず休校となり、たぶんそのまま閉じられるだろう。
 飯舘村はこの春、一部地域を除いて避難指示が解除された。来春には飯舘中学校の敷地内に認定こども園と、小、中学校を統合した新学校を開校する。でも、相馬農業高飯舘校はどうなるのかはまだ決まっていない。

 芝居はハルカの次の言葉で終わる。

 もしいつか「飯舘校が飯舘村に還る」というニュースを聞いたら、その時、少しだけ、この話を思い出してほしいです。そして「その日」の私たちの様子を少しだけ、少しだけ想像してほしいです。…その時私たちは、何を感じるのでしょう。





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