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週刊アスキーで紹介されました。

読売新聞福島版で紹介されました。


 震災・原発事故以降、ふるさとを意識することが増えたように思う。そして、そんな時決まって、5年半近く前に取材していた避難所で偶然聴いた、湯本高校吹奏楽部の「ふるさと」の演奏と光景、空気感、言葉にならない気持ちがふわっと浮かびあがってくる。

 兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川
 夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷  

 演奏を聴いていただれもが静かに涙を流した。

 さて、ふるさととは、いったい何なのか。福島市出身で、昨年亡くなった詩人の長田弘さん(享年75)は、随筆集『小道の収集』(講談社)のなかで次のように書いている。

 山や川、木や花々、四季の風物、そして土地柄。家並みや道筋や日常のたたずまい。故郷という言葉のなかには、それらすべてをひっくるめての風景があり、そうした心の中の風景の奥行きには、お変わりありませんかという挨拶に籠められてきたような、変わらないものへの慕わしい感情がある。故郷というのは、いつでもそんなふうに想われやすい。
 しかし、故郷というのは、変わらない風景のことだろうか。ほんとうは、変わってしまった時代のことではないか。心の中の風景として記憶にのこる故郷とは、じぶんがそのときそこで呼吸してそだった、いまは失われた時代の空気のことだ。じぶんの生きた時代を、ひとはもう一つの故郷としてもっている。

 高校を卒業するまで暮らした福島。長田さんは阿武隈川で泳ぎを覚え、松川の河原でキャンプをし、摺上川で初めて釣りをした。いつも吾妻連峰に見守られ、いつの間にか、山の表情によって街の表情も変化することに気づいた。
 街の運動具店に父と一緒に野球のグラブを見に行った時には、途中、父の教え子とばったり会って、そばでふたりの会話を聞いていてある人生哲学を得た。何度も転びながら練習して、小さな体で大人の自転車を三角乗りできるようになり、初めて異国のフランスの少女と文通 もした。
 少年の日々を振り返ると、ふるさとにつながる。東京に出て歳月は流れても、中学の木造校舎の記憶の光景に、先生の姿勢や友人たちの表情が浮かび、蓄音機で聴いたクラシックの名曲の旋律がよみがえった。

 ある時期、あるいは生涯の暮らしの地であり、記憶やこころと深く結びつくふるさと。ふるさとはさまざまなものともつながり、多様で、だからそれぞれに、それぞれのふるさとがある。





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